婦人科癌検診は、子宮頚癌検診・子宮体癌検診・卵巣癌検診などです。

気になることや症状など、先ずは気楽に当院にご相談ください。

子宮頚癌検診

子宮頚癌は子宮の入り口付近(頚部)に発生する癌です。女性の癌としては乳癌に次いで罹患率が高く子宮癌の7割を占めます。
最近では発症年齢のピークが若年化しており30歳代後半が好発年齢となります。毎年約10000人の女性が罹り、約3000人の方々がお亡くなりになります。
2000年以降は患者数、死亡数ともに増加しています。原因は95%がHPV,(ヒトパピローマウイルス)によるものです。ただ、早期発見・早期治療により根治も期待できる癌です。
当院ではまず細胞診を行い、異常が出た方は、HPVの感染有無を調べ、更にコルポスコピーを使用した組織診を行っております。必要に応じて高次医療機関(水戸赤十字病院、那須赤十字病院、県立中央病院など)へご紹介もしております。

子宮体癌検診

子宮体癌は、胎児が発育する子宮内腔の粘膜(内膜)より発生する癌です。その為内膜癌とも呼ばれています。
好発年齢40歳代以降から増え始めピークは50~60歳代ですが、最近はどの年代でも増加傾向にあります。
原因は卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンが深く関与しています。出産経験のない方、月経不順・肥満・高血圧・糖尿病などの持病のある方が高リスクとなります。
症状は不正性器出血が多く、更年期から閉経後の出血には注意が必要です。
当院では、経腟超音波検査で子宮内腔の状態を確認し、細い棒状の器具を挿入して内膜細胞診を行います。結果次第では、採取する細胞量を増やした精密検査(内膜組織診)が必要となる場合もあります。
治療の基本は手術です。また、異型子宮内膜増殖症の様な前がん状態では黄体ホルモンの内服治療も行われます。
当院では治療の必要性がある場合は、水戸赤十字病院、那須赤十字病院、茨城県立中央病院などにご紹介しております

卵巣癌検診

卵巣癌は、気付かれにくい癌のひとつと言われています。
卵巣は子宮の両側にあり骨盤内に収まっている母指頭大の小さな臓器で排卵や女性ホルモンの分泌を担う器官です。
体外との交通性が無い為に癌が発症しても症状が現れ難いのです。
診断が付いた時には既に病状がかなり進行しているケースも多く認められます。
発症年齢は40歳代より増え始め50~60歳代でピークとなります。
卵巣癌の初期は自覚症状に乏しく、たまたま健診で発見されたり、他の病気の検査で偶然見付かるケースもあります。
進行すると圧迫による下腹部痛、緊満感、吐き気、頻尿、便秘などの症状が表れます。
直接的な原因は不明ですが、遺伝、子宮内膜症、妊娠や出産の経験が無い方(排卵回数の多い方)、肥満・食事などの生活習慣などがリスク因子となります。
当院では、経腟超音波検査や腫瘍マーカー検査による卵巣癌検診を行っています。

気楽にご相談ください

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